作品について
7月24日
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私の作品は愛猫たちをモチーフに、時間も重力も存在しない仮想世界「グリッター次元」を描く試みである。
彼らの生き生きとした姿をこの世界に刻みつけることは、
現在を祝福する行為であると同時に、いつか必ず訪れる別れを見据えた制作でもある。
作品は完成した瞬間から、
「いつか遺影となるもの」という宿命を静かに抱えている。
私は亡くなった猫の写真をどうしても直視することができない時がある。
しかし、見れないこともまた辛い。その矛盾を抱え続けてきた。
だからこそ、生前から彼らを単なる写真ではなく、「グリッター次元」で生き続ける存在として作品化し、
日常の中に置くことで未来の喪失を少しでも受け止められるのではないか。
これは、そのための個人的な実験でもある。
インドのことわざ「最も聖なるものは最も俗なるものの中に宿る」を念頭に、
あえてチープさや、ミーム的な表現を選んでいる。
異なるテクスチャーや質量感は、現実と空想、生と記憶のあいだを行き来する揺らぎを映し出している。
私は死を描きたいのではない。
死を土台として、なお生き続ける存在の形を探している。
作品とは技巧や個性を示す器ではなく、命や記憶、存在を未来へつなぐ器である。

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